ダニアレルゲンに感作（体内での反応が起きている状態）されている場合、下記の対応を行うことが、アレルギー性鼻炎・気管支喘息の症状軽減に有効です。

• 常に室内を清潔にし、ダニが繁殖しやすい環境（室内温度25度以上、相対湿度60％以上）を避け、室内の清潔・通気を心掛けてください。
• 床：ダニが繁殖しやすいじゅうたん・布製ソファなどは避け、フローリング床が好ましいです。
• 床・畳の掃除かけ：１回２０秒/m２（畳１畳で約４０秒弱）の時間をかけて毎日行うことが望ましいです。
• 寝具の管理は重要です。
  寝具の掃除かけ：１回２０秒/m２（大人用シングル布団で約４０秒弱）、週１回行うのが好ましいです。
  シーツ・寝具の交換：こまめに交換・洗濯することが望ましいです。
• 優れた品質の防ダニシーツの効果はある程度望めますが、殺ダニ剤の使用は推奨されません。
• 年１回は室内の徹底した大掃除が必要です。
• 室内ペット（イヌ、ネコ、ウサギ、げっ歯類など）飼育は避けるのが好ましいです。ペットアレルゲンの新規感作やダニアレルゲンの増加をもたらします。
  ⇒すでに飼育している場合、「室内で飼わない」「どうしても室内で飼う場合には寝室に入れない（寝具にペットアレルゲンが付くことを防ぐ）」ことが重要です

あまりにも症状がひどくなるときは、当院など医療機関にご相談ください。