ワセリンによるスキンケア方法
目的
なかなか治らない湿疹、アトピー性皮膚炎、手荒れに対し、皮膚が傷ついているのを治すことにより、かゆみなどの症状を軽減すること。
ワセリン療法のポイント
湿疹のあるところを洗いましょう
ぬるめのお湯でざっと洗いましょう。
ワセリンを塗る場所に置き、そこでよく揉み込む(1~2分程度)
大人の両手であれば、小さじ半分程度の量が目安。
揉み込みを続けてるとだんだん柔らかくなってきます。
湿疹や手荒れのひどいところには特に念入りに揉み込みましょう。
1日2~3回(可能ならばそれ以上)使用すると効果的です。
ベタつきをティッシュペーパー・キッチンペーパーなどで拭き取る
ベタつきが気にならなくなるまで、こすり取るように拭き取りましょう。
それでもベタつきが気になる時:ラップ・ビニール手袋を使いましょう
食品用ラップでワセリンを塗ったところを覆いましょう。
手については、ビニール手袋を使用するのも便利です。
ラップや手袋は、軟膏を塗るたびに必ず交換しましょう。
※湿疹がひどい所は、ベタつきがなくてもラップを併用すると効果的な場合があります。ご相談ください。
※ラップで覆う場合、固定しにくい場合があります。その場合は他の被覆材を使うこともできるのでご相談ください。
皮膚のトラブル(かぶれ・感染)がないか、必要に応じて医療機関に受診してもらいますが、基本的には上記の注意点を守ってもらいながら自宅で処置を行なってもらいます。